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「UMI」ユーザーの声

廃棄された漁網を再生した生地を使った、環境配慮型のスクールリュックUMI。たっぷり入るのに重さを感じさせないのが特徴ですが、実際の使い心地はどうなのでしょうか。1年以上に渡りUMIを使っている利用者にお話を聞かせていただきました。

目次

ー大切なのは子どの使い心地や機能性UMIを使って気づいた“ラン活”の本質

清水麻紀さん、結奈さん(5年)、直人くん(3年)

ー物を大切にすることをUMIを通して感じとってほしい

安田洋一さん、百花さん(2年)

ー子どもたちには、環境に配慮し再生素材でできたものを持たせたい

奥田久美子さん、久喜くん(6年)、結香さん(4年)、朋香さん(4年)

ユーザーの声|豊岡鞄スクールリュックUMI|新しい発想のランドセル

大切なのは子どもの使い心地や機能性UMIを使って気づいた“ラン活”の本質

清水麻紀さん、結奈さん(5年)、直人くん(3年)

迷って迷って買ったランドセル思った以上に重いし、荷物が入らなかった

ーースクールリュックUMIに出会う前は、どんなランドセルを使っていましたか?

一般的な革のランドセルです。特にお姉ちゃんが入学する時は初めてのランドセル選びだったので相当難しかったです。“ラン活”をしていると、6年間使うから安すぎないものがいいとか、A4のフラットが入る大きさがいいとか、とにかくいろいろな情報が入ってくるんです。何を基準に選んだらいいのか、本当に迷いましたね。

入学前のお姉ちゃんはまだ体が小さかったので、最終的にA4のフラットファイルが入らないランドセルを選びましたが、実際に使ってみたら皮も硬くてあまり荷物が入らなくて。結局、入らないものは両手に持ち、雨の日は傘もさして登下校していました。

ーー両手がふさがっていると危ないですし、何よりたくさんの荷物は大変ですよね。

そうなんです。教科書類を入れたランドセルは私が持っても重いと感じるほどで、いつも重そうに通っていました。

第一印象は、軽い!胸ベルトがあるから、駆け回っても快適

ーー初めてスクールリュックUMIを見た時はどんな印象を受けましたか。

一番の印象は、軽い!です。そして、物を入れてみたらすごくたくさん入るので、すごいな!と思いましたね。革ではないので荷物に合わせて形が適度に変わるのがいいんですよね。詰め込めば詰め込むほど入る感じでした。

そして、登山リュックのようにショルダーベルト同士をつなぐ胸のベルトがついているのが良かったです。弟の直人はいつも友達と駆け回って汗だくで帰ってくるような子なので、走ってもリュックが揺れないベルトがあるのは本当に良かったです。抜群の動きやすさです。

そして、前のランドセルを使っていた時に弟はよく家の鍵を無くしていました。ランドセルの蓋を開けて鍵を出したあと鍵がどこに行ったのかわからなくなることがよくあったんです。その点UMIはファスナー付きのポケットがサイドについているので、カバンを下さなくても鍵を出すことができ、すぐにしまうことができます。直人にとってはそれが一番良かったですね。

教科書を背中側に寄せて入れられる仕切りもついていますし、機能性の高さもポイントです。

ユーザーの声|豊岡鞄スクールリュックUMI|新しい発想のランドセル

編み物道具も全部入る快適さ たっぷり入るのに見た目はスッキリ

ーー高学年になるとスクールリュックのデザインも気になると思いますが、結奈さんの反応はどうでしたか?

実物が手元に届くまでは「みんなと違うのは嫌だな」と言っていましたが、実際に見て言った言葉は「普通のランドセルとあんまり変わらないね!」。喜んで使い始めました。

走り回っている直人と違い、結奈は編み物やビーズが大好きで部屋にこもっているタイプです。冬の外遊びができない季節は学校に編み物道具やカルタを持っていくのもOKです。体操服、水筒、上履きを入れて、さらに編み物の道具も入れても全部入るのでびっくりしました。それなのに、実際に背負ってみると普通のランドセルと大きさはあまり変わらないんです。見た目がスッキリしていることにも驚きました。

ランドセルは6年間、毎日のように使うものなので、使い心地や軽さ、機能性というのは本当に大切なんだですね。UMIを使っている二人の様子を見ていて、あらためて気づかされました。

大好きな海だから、子どもたちのために残したい

ーー豊岡市は海に面していますが、家族で海に行かれることはありますか?

はい、家からすぐのところに海があるので、夏になるとシュノーケルを持ったりして毎週のように行っています。家族みんな、海が大好きなんです。

海岸はきれいに整備されていてゴミもあまり落ちていません。綺麗な海だなと思っていたので、今回、UMIを通して、外からは見えない海の中に漁網などの海洋ごみが捨てられたままになっていることを知り、少しショックを受けました。

子どもたちの未来にきれいな海ときれいな空を残してあげられるように、これからは微力ですがゴミ拾いなどの活動にも積極的に参加していきたいと思っています。

ユーザーの声|豊岡鞄スクールリュックUMI|新しい発想のランドセル

物を大切にすることをUMIを通して感じとってほしい

安田洋一さん、百花さん(2年)

キラキラで刺繍入りのランドセルどうしても欲しかったのに、2年も経たずに……

ーー百花さんが小学2年生ということは、ランドセル選びをしたのはほんの2、3年前のことですね。

一緒に2、3回ランドセルを見に行って、基本的には子どもの意志を尊重して買おうとは思っていたのですが、本人が選んだのがとにかく派手で(苦笑)。キラキラがついていたり、刺繍がたくさん入っているものに吸い寄せられていくので「きっと飽きるから、別のにしよう」と何度も説得しました。

最終的に買ったのは、娘の希望通り、キラキラする物や刺繍がたくさんついているランドセル。ところが2年もしないうちに「もっと違うのにすれば良かった」と言い始めてしまいました。いつかそんな日が来るとは思っていましたが、こんなに早いとは思わなかったですね。

ーースクールリュックUMIを見た時の反応はいかがでしたか?

「ごちゃごちゃしていなくていいね」と喜んでいました。あんなに派手な物が好きだったのに、今はシンプルなデザインが良くなったようです。希望の紫ではなくピンク色になったのですが、それでもご機嫌に使っています。

ユーザーの声|豊岡鞄スクールリュックUMI|新しい発想のランドセル

ちょっと雑でも全部の荷物が入るから荷物の整頓が苦手な低学年でも安心

ーーUMIを使うようになってから、変わったことなどはありますか?

もともと、学校に忘れ物をして帰ってくることが多いんです。夜になって「心配だから学校に電話して」「学校に取りにいきたい」と。心配性なところがあるんですよね。

一方で、まだ不器用なので荷物の整頓がうまくできず、忘れてきてしまうのかなと思うのですが、その点UMIは荷物を入れるスペースがたっぷりとあるので、多少グチャグチャであったとしてもとにかく全部が中に入り、蓋が簡単に閉められるので安心です。中途半端に閉めて、登下校の途中で物を落としちゃったということには絶対にならないと思いますから

ーーマグネット式で自動でピタッと閉まる蓋は、特に低学年のお子さまにはいいですよね。

容量が増えて良かったなと思うのは、水筒も入れられることです。以前ランドセルだった時には、娘をバス停まで送っていった妻が、娘の水筒を持ったままバスを見送ってしまい、娘や友達がバスの中から「おかーさーん」「水筒!」と大声で呼んでいたこともありました(笑)

UMIのスクールリュックになってからは水筒も中に入れて持っていけるので、そんなエピソードも懐かしい思い出話になりそうです。

「捨てられたものからできているの?」素朴な疑問が学びへの第一歩

ーー子育てをするうえで大切にしていることはありますか?

「物を大事にしようね」ということは常々言っています。

UMIはまさにその例だと思ったので「このスクールリュックは、使われなくなった魚を採る網からできているんだよ」と伝えてみたところ「このリュックが捨てられたものからでできているの?」「捨てられたものなんだから、汚れてないの?」と次々と疑問をぶつけてきました。

「使われなくなった物を1回きれいにして、糸に直してから作ったんだよ」とできるだけわかりやすく説明しましたが、本人が理解できるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。でも、自分で疑問を持つことが、学びへの第一歩ですよね。

ーーリサイクルやSDGsについて学習するようになった時に、あらためてUMIへの感想を聞いてみたいですね。

そうですね。百花の部屋はなかなかのもので(笑)いつも散らかっています。新しい物を買ってもすぐにゴミのように扱われてしまうので、UMIを使うことで、物を大事にすることの大切さを知ったり、ゴミについて考えるきっかけになればいいなと思っています。

私は、海があるこの街で生まれ育ちました。海が好きで、仕事で商品を配達する時も、あえて海の方を通ったりしています。だからこそ、海に捨てられた漁網を回収して最終するというこの取り組みにはすごく関心があります。ぜひ私自身も、社会貢献につながることをしていきたいですね。

ユーザーの声|豊岡鞄スクールリュックUMI|新しい発想のランドセル

子どもたちには、環境に配慮し再生素材でできたものを持たせたい

奥田久美子さん、久喜くん(6年)、結香さん(4年)、朋香さん(4年)

バスへの手荷物の置き忘れも。UMIに替えたら解消!

ーー普通のランドセルを使っていた時の登下校で、使いづらさや不快さなどを感じていたことはありましたか?

兄も双子の妹もバス通学ですが、バスの中によく荷物を置き忘れてしまっていました。帰り道の方がホッとしているからなのか、特にお兄ちゃんはよく忘れたままバスを降りていました。気づいた時にはバスは行った後で、遠くの終点まで取りに行ったことも何度もあります。

ーー忘れ物をするたびに終点まで取りにいくのは大変ですね。

はい、大変でした(苦笑)。忘れ物をしてほしくないから、ランドセルに無理やり詰め込んだりもしましたが、無理やり入れるとランドセルがボコボコに変形してしまうし、隙間があるのに物を入れられないデッドスペースがあって、もったいないなあと思っていました。

それが、スクールリュックUMIを使うようになってからずい分忘れ物がなくなりました。UMIはびっくりするくらい荷物が入るので、荷物を手持ちしなくてよくなったからです。給食エプロンも体操服も、歯磨きコップも上履きも、全部入ります。せっかく洗って持たせた給食エプロンや体操服を手持ちすることで汚れたり、雨で濡れたりする心配もなくなりました。

妹二人はメガネをかけているのですが、メガネケースがUMIの横ポケットに入ります。いちいちランドセルの蓋を開けなくても、メガネケースを持っていることが確認できるようになったのも便利です。

ユーザーの声|豊岡鞄スクールリュックUMI|新しい発想のランドセル

ーー生地の値段が通常よりも高いということでしたが、製品を見た消費者の反応はいかがでしたか?

初めて見た時は、「すごく入る!」と大盛り上がりで学校の準備をしていました。あまりにたくさん入るので「これ、遠足の日にも使えるんじゃない?」「お菓子を持っていき放題だね」とか、楽しく盛り上がっていたのを覚えています。これまでと形が違うことは、全然気にしていませんでした。

実は、以前ランドセルを使っていた時は荷物を入れた分だけ重くなるので、体にとって相当な負担になっていたようです。「首が痛い」「肩が痛い」といつも言っていました。それがUMIになってからは「全然痛くない!」と言っていますし、アジャスターで体に合うように調整して体に密着させると重さも感じないようで「すごく軽い! 入れても入れても大丈夫!」と喜んでいました。

「どうしたら漁網がリュックになるの?」素朴な疑問を、SDGsへの関心につなげてほしい

ーー廃棄漁網の再生生地を使っていることについてはどう思いましたか?

私は由利社で、海外工場へ鞄の材料を送る仕事をしています。輸出する時には生地や合成皮革、金具などの成分を調べて申告しているので、PVC(ポリ塩化ビニル)のように昔は普通に使っていたのに使用や輸出が禁止される成分が増えていることには気づいていました。同時に、植物性由来の安心安全なものが増えてきていたので、環境や健康へ配慮するのが当たり前の流れになっています。

日本の一般的なランドセルでは、今も皮をなめすのにいろいろな薬剤を使っていたりしますが、UMIを使うようになってから、子どもたちに持たせるものは環境に配慮し、再生素材で作られたものを持たせていきたいなと思うようになりました。

「このリュックは、海に捨てられていた魚を捕まえる大きな網から作られているんだよ」と子どもたちに説明したら、「え?どこらへんが漁網なの?」「どうしたら漁網からこれになるの?と不思議がっていました。UMIをきっかけに、少しずつリサイクルやSDGsなどに関心を持ってくれたらいいなと思っています。

Interviewer・Writer 

平地紘子

大学卒業後、新聞社に入社。記者として熊本、福岡支社勤務。九州・沖縄で暮らす人たちから話を聞き、文章にする仕事に魅了される。出産、海外生活を経て、フリーライター、そしてヨガティーチャーに転身。インタビューや体、心にまつわる取材を得意とする。小学生2人の母。mugichocolate株式会社所属。